追い込み期.
『ラストナイト・イン・ソーホー』
— Taku (@batmanight) 2021年12月12
徐々に意味合いの変化する60年代ロンドンのトリップ感や古典をオマージュしただろう趣向を凝らした撮影など、全体的に楽しめた。一方で、ホラーとしての「怖さ」が足りないところも含めて、各要素の掘り下げ不足が映画全体の強度を弱めてしまっているとも感じた。 pic.twitter.com/OXPyhjxpBH
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
— Taku (@batmanight) 2021年12月11日
淡々とした描写の裏で計算し尽くされた「「犬の力」からの解放」。観客に向けられたナイフをラストまで自覚させない構造は原作に忠実。映画よりもフィルの人物像やローズの元夫とのエピソードなどが具体的に書かれている。https://t.co/COFQG62U64 pic.twitter.com/gjzu2ICNUf
感想サボりました…
『グレイン』
— Taku (@batmanight) 2021年12月18日
やっと鑑賞。言われるようにタルコフスキーの『ストーカー』っぽさがあり。ハードSFかと思ったら意外にディテール重視ではない(抽象度が高い)ところは、例えば『ガタカ』を想起した。ユスフ三部作もそうだったが、カプランオール作品のテーマの一つは「原点回帰」ではないか。 pic.twitter.com/xn7WqlgBEK
感想は敢えて言っていません.
『キングスマン:ファースト・エージェント』
— Taku (@batmanight) 2021年12月26日
過去作とは違うテイスト。各国トップの「軽さ」は空虚な戦争を皮肉るブラックコメディ的。その意味で塹壕戦の場面がシリアスなのは上層部と戦地の対比として効いていて良い。ラスプーチン周りのアクションシーンは、KMらしいケレン味に溢れていて好き。 pic.twitter.com/N3AFUMi8lx
『レイジング・ファイア』
— Taku (@batmanight) 2021年12月28日
ドニー・イェン vs ニコラス・ツェーが贈る『ヒート』。善悪の割り切れない二人のドラマが最高のアクションをもってぶつかり合い、昇華する。格闘だけではなく、カーチェイスや火力増し増しな銃撃戦など、贅沢で景気が良い。 pic.twitter.com/VGZe291pFt
『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』
— Taku (@batmanight) 2021年12月28日
化学に携わる者としては観なくてはと鑑賞。『ミナマタ』と同様に化学企業がもたらす環境汚染の話で、現在進行形の問題。テフロン=悪と誤解されそうだが、今回の問題物質は、最近日本でも規制されたPFOA。映画を観るかに拘らず、是非調べて見てほしい。 pic.twitter.com/vuRj1c12AH
『偶然と想像』
— Taku (@batmanight) 2021年12月28日
濱口映画は本作と『ドライブ・マイ・カー』しか観ていないので作家性は語れないが、物語の核となる「対話」が始まると脚本の流れに身を任せるように言葉からイントネーションが排除され、自然体な演技から「棒読み」に切り替わるのが面白い。三話のうち、特に好きなのは『もう一度』。 pic.twitter.com/kuygXcdruW
『マトリックス レザレクションズ』
— Taku (@batmanight) 2021年12月29日
確かにアクション等の劣化によって過去シリーズのケレン味は無いが、それは監督が意図したことだと思う。メタメタな構成含めて全て自覚的、シリーズへの批評がちゃんとある。自分は割と好き。 pic.twitter.com/G7ucR2Tzfg
『ドント・ルック・アップ』
— Taku (@batmanight) 2021年12月30日
民主党も共和党も『アルマゲドン』のヒロイズムも皮肉る潔さ。オールスターキャストが贈る、もう一つの『メランコリア』。面白かったが、145分は少し長く、冗長に感じた。肝心な事が何一つ上手く機能しない風刺劇は『博士の異常な愛情』風。 pic.twitter.com/nSfP9GW9JZ
『マクベス』
— Taku (@batmanight) 2021年12月31日
技術面は非常にハイレベルで、自分は冒頭のショットで既にやられた。コーエン作品らしさを絡めながらも、シェークスピアの原典を真正面から映像化しているところに監督の気概を感じる。同時に、故に「舞台の映像化」感は強く、心情が絶えず言語化されるため好き嫌いは別れるだろう。 pic.twitter.com/OIcq5YqpVp