otaku8’s diary

映画のこととか

2024-01-01から1年間の記事一覧

ローズマリー・ハリス映画について

ローズマリー・ハリス(Rosemary Harris)は稀有な俳優である。1927年9月19日生まれハリスは、現在96歳であり(2024年7月現在)、9月には97歳を迎える、世界最高齢の現役俳優のひとりと言っても過言ではない。また、ハリスは舞台、映画、テレビドラマのいず…

謝罪と訂正、注意喚起(ローズマリー・ハリス出演作品について)

以前、下記の記事でローズマリー・ハリスが出演した長編劇映画について紹介した。 otakuiy.com この中に、『恋に走って』(1989)という映画がある。同名小説を原作にした、カイリー・ミノーグを初主演に据えた青春恋愛映画である。この映画についてiMDbで調…

23年東京国際映画祭で観た映画の感想ツイート記録

2022年東京国際映画祭で観た映画については感想を書いた(※)のに、2023年については何故か完全にサボっていたので、当時の感想ツイートをまとめておく。 『エア』 『雪豹』 『ロクサナ』 『ミュージック』 『夏の終わりに願うこと』 『タタミ』 『開拓者た…

2024年上半期ベスト

2024年上半期ベストです。2月を『ベター・コール・ソウル』完走期間に設定していたため、昨年の上半期に比べて半分くらいしか観られなかった(後悔はしていない)。また、『オッペンハイマー』や『世界の終わりにはあまり期待しないで』などは昨年鑑賞作品な…

『ザ・ボーイズ』S4EP3(ネタバレなし)〜ホームランダーとサスペンス〜

ヒッチコックの映画論のなかに、「テーブルの下の爆弾理論」がある。「テーブル下の爆弾の存在を観客のみが知っている場合、サスペンスが成立する」というものだ。つい先日、『ザ・ボーイズ』S4第3話『我らは赤旗を掲げ続ける』を観ていたら、ふとこの理論を…

『オッペンハイマー』感想~原子軌道を幻視する~(ネタバレあり)

まず個人的に、クリストファー・ノーランは「世代」の監督である。ノーランの映画に初めて出会ったのは『バットマン ビギンズ』。それ以降ノーラン映画を追っていて、『ダークナイト ライジング』は人生で一番楽しみな映画だった(公開前にあそこまでネット…

『アクアマン/失われた王国』で『スーパーマンⅣ』を思い出す(ネタバレなし)

『アクアマン/失われた王国』を観た。本国での前評判があまりに悪かったので心して観たが案外面白かった(逆に前評判が異常に良い映画は蓋を開けてみたら…というケースもよく見る)。アーサーとオームのブラザーフッドものとして良かったし、アクションは前…