『ロード・オブ・ザ・リング』を劇場で、しかもIMAXで体感した。昔家で観たことはあり、その後も部分的に観たりはしていて好きなシリーズではあったのだが、通して観るのはかなり久しぶりだった。
冒頭では「指輪の伝説」について説明がある。「こんな分かりやすく描かれてたんだ」と再認識した直後、衝撃を受けることになる。時が流れ、ホビット庄の場面に移るのだが
The Fellowship of the Ring
とサブタイトルが表示された瞬間、スクリーンが見えにくくなってしまったのだ（つまり感動してしまった）。そこから「ホビット庄のテーマ」が流れ出したあたりから本格的に”ヤバく”なった。これまで何回か観ているし、特に曲は何度も聴いているはずなのに大感動してしまった。これが劇場効果なのか。もちろん大スクリーンで大音響で体感しているということもあるが、それよりも、見知らぬ他の観客と同じ箱の中で『ロード・オブ・ザ・リング』を共有しているという事実が無意識的に大きな感動を与えたのかもしれないと思っている。
冒頭でこれなのだから、三時間耐えられるのかと心配してしまった（膀胱の心配とともに）が、三時間はあっという間で、無事に観終えることができた。今回は劇場公開版なので短いバージョンではあるが、十分に満足した（エクステンデット版は最高だが）。
今回改めて気が付いたが、自分は「ホビット庄のテーマ」に弱い。本作にはこの曲がモチーフ的に何度も流れるのだが、そのたびに泣きそうになるという様であった。
