otaku8’s diary

映画のこととか

2022年の敬老の日はローズマリー・ハリスのお誕生日だった

 今年の敬老の日は9月19日だった。そして、9月19日といえばローズマリー・ハリスのお誕生日である。ローズマリー・ハリスは、多分、サム・ライミ監督の『スパイダーマン』シリーズでのメイおばさん役が一般的に有名だろう。もちろん他にも色々出ているが、観ていない作品も多いので、一度自分用にまとめておこうと思う。余談だが、有名人のお誕生日には、誰かしらがそれをツイートするものだが、自分の見る限り、ローズマリー・ハリスのお誕生日をツイートしているのは私+αくらいて悲しかった。その意味でも再度出演作品を確認して皆の記憶に彼女を呼び戻したい。

 IMDbで出演作を調べてみると、ドキュメンタリーを除いた長編映画では24本だった。この人はドラマ出演が多く、ヒッチコックの『アルフレッド・ヒッチコック・プレゼンツ』にも出ているらしい。

長編劇映画は以下

『騎士ブランメル』(1954)


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18世紀のイギリス、ジョージ・ブライアン・"ボー"・ブランメル大尉は、上流階級のダンディな男だった。彼は皇太子を侮辱したため、軍を去ることになった。このことがきっかけで、彼は王子に対する中傷キャンペーンを始める。周囲のイエスマンたちに嫌気がさした王子は、彼を最高顧問として雇う。(IMDbより) 

 ブランメルというのはジョージ・ブライアン・ブランメルのことで、イギリスファッション界の権威らしい。ローズマリー・ハリスが演じているのは、フィッツハーバート夫人。

The Shiralee (1957)

ジム・マコーリーは、妻に他の男がいるのを発見すると、幼い娘を連れて旅に出る。幼い子供を抱えた彼は、今までのような自由気ままな放浪者ではいられないことに気づく。(IMDbより)

『ワーニャ伯父さん』(1963)

引退したアレクサンダー・セレブリャコフ教授は、若く美しい妻イエレーナと暮らすために自分の領地に戻ってきた。(IMDbより)

 あの有名な『ワーニャ伯父さん』映画の一つだが、あまり情報がない。

『パリの秘め事』(1968)         

夫のもとに匿名のラブレターが舞い込んだ。実はその手紙は、妻が夫を騙そうとして出したものだったのだが、それを読んだ夫の友人が、自分あてのものと勘違いして……。(allcinemaより)

『ブラジルから来た少年』(1978)


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アウシュビッツ収容所で死の天使と恐れられた遺伝学者ジョセフ・メンゲレ。彼は各地に潜伏中のナチス残党とともに、65歳の公務員94人を殺害するという奇妙な計画を企てる。ナチス残党を追跡していたリーバーマンは、この事件を追う内に彼らの恐るべき本当の狙いを知る。(映画.comより)

 これは有名。

The Ploughman's Lunch (1983)

ジェームズ・ペンフィールド(ジョナサン・プライス)は、ジャーナリズムでキャリアを積んできた。破産した彼は、他の作家たちと共に、フォークランド紛争が勃発したイギリス本国のど真ん中に身を置くことになる。(IMDbより)

『デランシー・ストリート/恋人たちの街角』(1988)


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イザベルの生活は、勤め先のニューヨークの書店と、そこで出会う男女の知的な友人たちを中心に回っている。祖母は、イザベルの恋愛を手助けするため、昔ながらのユダヤ人仲人を雇うことにする。そこに現れた漬物職人のサムは、すぐにイザベルになつく。しかし、彼女は最初、この仕事に苛立ちを覚える。(IMDbより)

『恋に走って』(1989)

1950年代後半、オーストラリアのとある小さな町。ブラウニーとローラは深く愛し合っている。しかし、2人は未成年であるため、両親は2人の交際に反対し、引き離そうとする。(IMDbより)

『橋の上の貴婦人』(1991)

1887年の暑い夏、イゾベル・ヘザリントンと3人の幼い娘たちが海辺の家に引っ越してきたとき、その生活は牧歌的なものに見えた。しかし、フィリップ・ウィルソン・スティアが毎年絵を描きにやってくることで、彼らの人生を永遠に変えることになる出来事が次々と起こる。初めて見るイゾベルの姿に心を奪われたスティアは、すぐに彼女をキャンバスに描くことを決意し、絵が成長するにつれて、ふたりの愛も深まっていく。しかし、嫉妬と悲劇は、やがて二人に現実を突きつける。(IMDbより)

『愛しすぎて/詩人の妻』(1994)

1914年、イギリス・オックスフォードで、もの静かなアメリカ人の文学青年トムと、活発で才気あふれる上流階級の娘ビビの二人はたちまち恋に落ち、結婚する。だが、文壇でトムが名声を獲得していく一方で、ビビは誤った薬の服用から精神を病んでいき、彼女の異常な行動は次第に手に負えないものになっていく……。(ぴあより)
 主演はウィレム・デフォー、つまりメイおばさんとノーマン・オズボーンの共演作品。

『ハムレット』(1996)

19世紀のデンマーク王国、急死した国王の亡霊から、王位を狙う弟クローディアス(デレク・ジャコビ)に毒殺されたことを聞かされた王子ハムレット(ケネス・ブラナー)は、愛人のクローディアスの忠臣の娘オフィーリア(ケイト・ウィンスレット)と別離し、復讐を誓う。(MOVIE WALKERより)

 有名なケネス・ブラナー版。

『マイ・ライフ・ソー・ファー』(1999)


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第一次世界大戦後のイギリスの領地で育った、しつけに厳しい女主人公とその娘、発明家の夫、10歳の息子とその姉の一家の生活を綴った回想録。この一家には、若い女性の気を引こうとする求婚者が何人も現れ、その中には飛行士も含まれていた。そんな中、長女の息子がフランス人の婚約者を連れて屋敷に現れると、事態は一変する。少年は彼女の性的魅力に突然興味を持ち、父親は自分の非ヴィクトリア的な感情に心を揺さぶられる。(IMDbより)

 キャストは豪華だが、日本では中々観られないようだ。

『太陽の雫』(1999)

19世紀末のハンガリー。秘伝の薬草酒で財を築いたユダヤ系のゾネンシャイン一家。判事として成功した祖父イグナツ、フェンシングで才を花咲かせた父アダム、その息子イバンが一族の100年の軌跡を追想する。(MOVIE  WALKERより)

 レイフ・ファインズ主演。ローズマリー・ハリスの娘ジェニファー・イーリーと共演している。

『ギフト』(2000)

特別な霊感を持つアニー(ケイト・ブランシェット)は、町の占い師として生計をたてながら静かに暮らしている。ある日、富豪の娘ジェシカの失踪事件が起こり、アニーは行方を占う。彼女の脳裏に浮かんだのは、血なまぐさい殺人現場の光景だった。(シネマトゥデイより)

 『スパイダーマン』と同じくサム・ライミ監督作品。

『シャンプー台の向こうに』(2001)


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ブライアン(ジョシュ・ハートネット)は父の理髪店を手伝いながら、美容師を目指していた。そんな時、町で全英ヘアドレッサー選手権が開かれることになる。10年前に家出して以来絶縁状態だった母が、家族で選手権出場を持ちかけるが……。(シネマトゥデイより)

『スパイダーマン』(2002)

ピーター(トビー・マグワイア)は幼いころ両親を亡くし、伯父夫妻とともにニューヨーク郊外に住む普通の高校3年生。ある日、友人のハリー(ジェームズ・ブランコ)がオズコープ社の経営者で天才化学者である父ノーマン(ウィレム・デフォー)にピーターを紹介する。(シネマトゥデイより)

『スパイダーマン2』(2004)

グリーン・ゴブリンとの死闘から2年。大学生となったピーター(トビー・マグワイア)はメリー・ジェーン(キルステン・ダンスト)への思いを募らせていた。一方、スパイダーマンを憎む親友ハリー(ジェームズ・フランコ)との関係も複雑になっていて……。(シネマトゥデイより)

 ローズマリー・ハリスのメイおばさんは素晴らしいのだが、特に2での彼女は傑出している。

『華麗なる恋の舞台で』(2004)


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1938年のロンドンで舞台女優としてトップを走るジュリア(アネット・ベニング)は、舞台監督の夫マイケル(ジェレミー・アイアンズ)や聡明な息子ロジャー(トム・スターリッジ)と平穏な家庭を築いていた。そんな中、ジュリアは母子ほど歳の違う米国人青年トム(ショーン・エヴァンス)と出会い、やがて恋に落ちる。(シネマトゥデイより)

『スパイダーマン3』(2007)

かつて暴漢に襲われて亡くなったベンおじさん殺害の真犯人、フリント・マルコ(トーマス・ヘイデン・チャーチ)が刑務所から脱獄。その情報を知らされ激しい怒りに燃えるピーター(トビー・マグワイア)は、メイおばさん(ローズマリー・ハリス)の制止の言葉も聞かず犯人の行方を追う。(シネマトゥデイより)

『その土曜日、7時58分』(2007)

NY郊外の小さな宝石店に強盗が現れ、店員の女性と2人組の犯人のひとりが死亡。この犯罪計画を3日前に決めたのはアンディ、ハンクの兄弟だった。やがて人生に行きづまった彼らの境遇と秘密が明らかになる。(MOVIE  WALKERより)

 シドニー・ルメットの遺作。

Is Anybody There? (2008)


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1980年代の海辺のイギリスを舞台に、両親が経営する老人ホームで育つ10歳の少年エドワードの物語。母親が家業を維持しようと奮闘し、父親が中年の危機に直面する中、エドワードは入居している老人たちをテープに録音し、彼らが死んだらどうなるかを突き止めようと奔走する。幽霊や死後の世界にますます取り憑かれるエドワードは、孤独な日々を過ごしていたが、最近この施設にやってきた、アナーキーで解放的なマジシャン、クラレンスに出会う。(IMDbより)

 マイケル・ケイン主演作品で観たいが日本には未上陸。

Radio Free Albemuth (2010)


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バークレーのレコード店の店員、ニック・ブレイディ(ジョナサン・スカーフ)は、ヴァリスと呼ぶ存在から奇妙なビジョンを見るようになり、それが原因で家族を捨ててロサンゼルスに移り、音楽会社の幹部として成功する。親友でSF作家のフィリップ・K・ディック(シア・ウィガム)と謎の女性シルヴィア(アラニス・モリセット)の助けを借りて、ニックは宇宙規模の危険な政治的・神秘的陰謀に巻き込まれることになる。物語の舞台は、ニクソンに似たクローンであるフリーモント大統領(スコット・ウィルソン)の権威主義的支配下にある1985年頃の異世界のアメリカである。(IMDbより)

 フィリップ・K・ディック『アルベマス』を基にしている。

『ブラック&ホワイト』(2012)


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CIAのエージェント、FDRとタックは任務に失敗して謹慎処分に。ヒマを持て余したタックは恋人紹介サイトで出会った女性とデートをすることに。一方、FDRはレンタルビデオ店で女性をナンパ。ところが実は2人が恋に落ちたのはローレンという同じ女性だった。その事を知った2人はローレンを巡って、職権乱用のバトルを始めるように。(MOVIE WALKERより)

The Trapp Family - A Life of Music (2015)

音楽一家の長女アガーテ・フォン・トラップは、幾多の困難を乗り越えて音楽の道に進み、アメリカに渡る。(IMDbより)

 『サウンド・オブ・ミュージック』にも登場するトラップ一家の話。